かずやブログ Written by KAZUYA

メタバースとVRの違いってなんだ?初心者向けに解説!

メタバース

こういった疑問を解消できる記事を用意いたしました。

この記事を書いているわたしは、仮想通貨やブロックチェーンに特化したWebライターの副業をしており、月に15万円程度を稼いでおります。

実際、メタバースに関する記事もこれまで10本以上、合計5万字以上を執筆してまいりました。

記事前半では『メタバースとVRの違い』について、後半では『そもそもメタバースとは何か?』『なぜ今メタバースが注目されるのか?』を解説いたします。

最後まで読んでいただければ、メタバースとVRの違いを100%理解できますし、メタバースの具体的なイメージもより膨らむはずです。

※「すぐにメタバースとVRの違いについて知りたい!」という方は、「メタバースとVRの違いってなんだ?初心者向けに解説!」をチェックしてみてください。

本記事の内容

メタバースとVRの違いってなんだ?初心者向けに解説!

最初に結論を申し上げますと、メタバースとVRの違いは以下のとおりです。

  • メタバース:コミュニケーション可能な仮想空間
  • VR:仮想空間を体験する技術の総称

「メタバース」が仮想空間を指すのに対し、「VR」は「まるで仮想空間にいるような体験ができる技術」を意味しています。

よくある質問:VRゴーグルは必須なのか?

VRと聞くとこのようなゴーグルをイメージする人もいるのではないでしょうか。

Oculus Quest
しかしVRゴーグルは必ずしも必須ではありません。

メタバースはあくまでも仮想空間の総称であるため、臨場感がゼロで良ければスマホやPCでも体験できます。

VRゴーグルはメタバースへの没入体験ができるツールなので注意してください。

よくある質問:VRゴーグルを使えばメタバースなのか?

「VRゴーグルさえ使えばメタバース」というわけでもありません。

メタバースにおいては「コミュニケーション」が欠かせないからです。

具体例:マリオカートのVRゲーム


たとえば、マリオカートのVRゲームを例に考えます。

VRゴーグルを装着すれば、まるで自分が運転しているかのように遊べますが、ゲーム内での自由行動や、他のユーザーとのチャットはできませんよね。

このようにコミュニケーションの要素が抜け落ちてしまうと、メタバースの定義からは外れてしまいます。

そもそもメタバースとは何か?

そもそもメタバースとは一体何なのか?、もう少し深堀りしてみたいと思います。

メタバースとは「現実世界と同じようにふるまえる、3次元の仮想空間」を意味します。

超越を意味する「メタ(meta)」と宇宙を意味する「ユニバース(universe)」を掛け合わせて作られた造語です。

「ファイナルファンタジー」や「どうぶつの森」など、チャット機能やフレンド機能が使えるゲームをイメージするといいですね。

「オンラインゲームと何が違うのか?」

メタバースは現実世界とのリンクを目指している点でオンラインゲームとは異なります。

具体例は以下のとおりです。

  • ゲーム内で稼いだポイントを売却して、現実世界のお金を稼げる
  • メタバース上のオフィスに出勤し、アバターのまま業務を遂行する
  • アバターに着せるアイテムを購入すると、現実世界でも割引が適用される

こういった「現実世界と仮想世界の融合」こそがメタバースの志向する未来ですね。

最近では教会をメタバースに移行する例もありました↓

「メタバースって名前の企業なの?」

誤解している人も多いですが、「メタバース」という社名の企業が注目されているわけではないです。

Twitter社がツイッターを、FacebookがFacebookをリリースしていますが、どちらも総称して「SNS」と呼びますよね。

これと同じように「メタバース」もプラットフォームの総称です。

さまざまな企業がメタバースのローンチを計画しており、数年以内にメタバース戦国時代となるでしょう。

なぜ今メタバースが注目されたのか?

メタバースがなぜ今このタイミングで注目を集めたのか不思議に思う人もいるはずです。

たしかに技術的には数年前から可能でしたし、アイデアとしても10年以上前から存在している概念でした。

そこで最後にメタバースが「今」注目された理由を解説していきます。

コロナ禍でオンラインコミュニケーションの需要が高まった

コロナ禍でオンライン上のコミュニケーション需要が高まったことが理由のひとつとして挙げられます。

外出控えが求められる中で、仕事もエンタメも自宅にいながらオンライン完結できるものが必要視されました。

  • リモートワーク
  • Zoom飲み会
  • ネット通販

こういった手段の延長線としてメタバースに注目が集まったんですね。

最近ではメタバース上にオフィスを構える企業も登場してきました↓

仮想通貨・ブロックチェーン

仮想通貨とブロックチェーンのユースケースとしてメタバースが注目された側面もあります。

仮想通貨・ブロックチェーンはメタバース上で経済活動を成立させるために必要不可欠だからです。

コロナショック以降、ビットコイン価格が急上昇するなど、仮想通貨に大きな注目が集まっています。

ビットコイン価格チャート


こういった状況下で、仮想通貨・ブロックチェーンの実用例としてメタバースに期待する投資家も増えました。

以下は現時点でNo.1のメタバースプラットフォームである「The Sandbox」の価格推移です。

The Sandbox価格チャート


このようにメタバースへの注目度は仮想通貨市場への注目度と相関があると考えてよいと思います。

Facebookの社名変更

なによりもFacebookが社名を「meta(メタ)」に変更したのが、メタバースへの注目度を高めるもっとも大きな要因のはずです。


Facebookクラスの大企業がメタバースに注力すると発表したわけですから、否が応でもメタバースへの期待感が高まってしまいます。

また「メタバース」という単語そのものの認知度向上にもつながったかなと思います。

ザッカーバーグ氏がメタバースを語る

FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏がメタバースを語る以下の動画はぜひ見ておくべきですね。

ただし、Facebookのメタバース事業への参入には否定的な声も多いです。


このように賛否両論ある状態こそ、メタバースがまだ黎明期である証だと言えますね。

平等意識の高まり

平等意識の高まりもメタバースが期待される一因だとわたしは考えます。

メタバースでは外見による格差を超越できるからです。

既存のSNS = 外見至上主義

「ビジュアル的に秀でていればそれだけでフォロワーが集まり、インフルエンサーとして広告収入まで得られてしまう……」

SNSのこうした現実に不公平さを感じた経験は誰しもあるのではないでしょうか?

その点メタバースであればアバターの見た目を自由に編集できるため、ルックスなど完全に無視できます。

「見た目こそ正義」というSNSの世界に嫌気が差した若者にとって、メタバースこそが救いの場となりますね。

まとめ:メタバースとVRの違いってなんだ?

上記でお伝えしたようにメタバースとVRの違いを理解していただければ、両者を混同してしまうケースはなくなるかと思います。

最後にもう一度内容を確認いたします。

  • メタバースは仮想空間、VRは仮想空間を体験できる技術
  • メタバースにVRゴーグルは必須ではないし、VRゴーグルを使うからといってメタバースとは限らない
  • メタバースの特徴は「コミュニケーション」と「現実世界とのリンク」
  • いまメタバースが注目を集めた理由は「コロナ禍」「ブロックチェーン」「Facebook」「平等意識」

この記事の内容をしっかりと頭に入れておけば、今後どんなニュースが出てきても正しく解釈できるはずです。

メタバースはまだ黎明期のため、現時点で理解を深めておけば、時代の波に乗れるかなと思います。

なお、メタバースをより深く理解するなら仮想通貨の勉強もしておくと相乗効果が見込めます。

仮想通貨の学習に興味がある人のみ、以下の記事もチェックしてみて下さい。